高齢者や肥満の方に多く見られる変形性膝関節症の治療は、どのように行われるのでしょう。一般的には、一度変形性膝関節症になると、完治は難しいと言われていますよね。まず、比較的軽い段階では、日常的な生活改善の指導が行われます。例えば、激しいスポーツをしている人は禁止されます。肥満傾向の方はダイエットを求められ、栄養バランスのとれた食事への改善を勧められます。それに、正座をしないで椅子を利用するなど、出来るだけ膝に負担をかけない生活についての説明や指導が行われるでしょう。しかし、それだけでは治療にはなりません。変形性膝関節症の治療法は、主に2つに分かれています。その一つは、「症状を悪化させないための治療」です。内服薬・外用薬・注射などの薬物療法や、筋力向上のための運動療法(リハビリテーション)・血行を良くして痛みを緩和する温熱療法・サポーターなどの器具装着による保護などがそれに当たります。もっと症状が悪化していたり、積極的な改善を求める場合には、手術が行われることもあります。手術もその症状や状態によって、関節鏡を使った手術や人工関節を入れる手術など、いくつかの手法に分かれています。医師とよく相談して受けるようにしたいものです。手術を行う場合は、手術後、長い間動けない状態となります。高齢者の場合には、その間に痴呆などの症状が進んでしまう可能性もあるため、あまり積極的に勧められる方法とは言えませんー